スペシャルホビー 1/72 SN72007
独・パトロール掃海艇武装漁船WWII
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第二次世界大戦中、ドイツ軍はヨーロッパ本土の広範囲を占領しました。これには北ノルウェー沿岸からペロポネソス半島、さらに占領下ソ連の黒海沿岸が含まれていました。この広大な沿岸地域は、警備・防衛が必要でした。
しかし、**ドイツ海軍の哨戒艦(捕獲した艦艇を含む)**だけでは、この任務を遂行するには十分ではありませんでした。そのため、**ドイツ海軍(OKM)の要求に基づき、クリークスフィッシュクッター(Kriegsfischkutter, KFK)**という哨戒艇が開発されました。
この艦艇は大量に必要とされたため、ドイツ国内だけでなく、占領下のヨーロッパ各国の造船所でも生産が進められました。7か国42の造船所が関与し、これは第三帝国最大の海軍プロジェクトとなりました。
- 総発注数: 1,000隻以上
- 実際の納入数: 1945年までに612隻
- 戦闘参加: 554隻が戦闘に投入され、135隻が撃沈
KFKは、ヨーロッパ全域のドイツ海軍司令部(Marinegruppenkommando)に配備され、各艦隊の一部として運用されました。1943年に初めて実戦投入され、終戦までヨーロッパ各地の海域で激しい戦闘に従事しました。
戦後の運用
戦争終結後、多くのKFKは連合国に接収され、各国の軍艦として短期間使用されました。また、ドイツ国内ではバルト海や北海の危険な機雷除去作業にも使用されました。
キットの内容
この艦艇のプラキットは、全10枚のプラスチック製ランナーで構成され、そのうち1枚はクリアパーツです。
- デカールと説明書: 1隻のドイツ海軍KFK用
- 船体サイズ: 長さ32cm、幅9cm