ミラージュ 1/400 MR40608
英駆逐艦キャンベルタウン・1942年サン・ナゼール襲撃
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  HMS キャンベルタウンは、第二次世界大戦中にイギリス海軍が保有したタウン級駆逐艦の1隻。元々はアメリカ海軍のウィックス級駆逐艦USS ブキャナンで、1940年の駆逐艦・基地協定に基づきイギリス海軍に譲渡された。1942年のサン=ナゼール強襲(チャリオット作戦)に投入された軍艦としてその名を知られる。ティルピッツの拠点となりうるのはノルマンディ・ドックの通称で知られる大型乾ドックを備えるサン=ナゼールのみであり、仮にこれを破壊したならばドイツ海軍がティルピッツの大西洋進出を断念するであろうと結論づけられた。こうしてチャリオット作戦が立案されたのである。チャリオット作戦における当初の計画では、まず爆薬を満載した艦船(火船)をドックのゲートに突入する。これと共にコマンドスが小型舟艇を用いて上陸、港湾施設の破壊を遂行する。そして乗組員およびコマンドスが撤退した後に火船を自爆させ、ドックの能力を喪失させる事となっていた。火船としての投入が決定したキャンベルタウンは、2月を通じて改修を受ける事になった。この際に第3および第4煙突は完全に除去され、残る第1および第2煙突はドイツ海軍の艦艇に似せて切り詰められた。自爆用の爆薬としては、アマトール爆薬4.1 tが用意された。3月28日正午、予定より1時間半遅れでキャンベルタウンが大爆発を起こした。これによりノルマンディ・ドックは完全に水没し、第二次世界大戦の残りの期間を通じてその機能を喪失した。