ミラージュ 1/35 MR724001
ポ・WZ.34-II型装輪装甲車
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 wz.34装甲車は、ポーランド製の4輪軽装甲車である。第二次世界大戦初頭、1939年のナチス・ドイツによる侵攻当時、ポーランド軍装甲車の中核を占めていた。
ポーランドでは、フランス本国のモデルを参考に、それによく似たシトロエン・ケグレスB2 10CVシャーシ用装甲ボディを自国開発し、wz.28装甲車として採用。1927年から1930年にかけ、ポーランドの自動車メーカー・CWS社で90両が製作された。
しかし実際に配備を進めてみると、不整地走行能力は思ったほど高くないにもかかわらず最高速度は低く、ハーフトラックならではのメリットが感じられない、はなはだ不本意な性能の車両であることが判明した。
そこで、これらをオーソドックスな装輪形式に改修することが決定され、1934年、最初の1両によるテストの後、7月にはwz.34装甲車として制式化された。装輪化への改修キットが配られ、1938年までにおそらく87両のwz.28がwz.34に改修された。
wz.34-IIはより新型のポルスキ・フィアット108-III エンジンと、1.2t軽トラック、ポルスキ・フィアット618のリア・アクスルが使われたもの。このタイプが最も一般的で、60両がこれであったという。