ミラージュホビー 1/72 MR728052
独・IV号戦車B型・21戦車師団・1943
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IV号戦車B型は、A型に続いて1938年4〜9月にかけて42両が生産された型式である。
B型は各部がA型から変更されており、設計の洗練が進んでいる。
まず車体であるがA型で曲面板となっていた車体前面装甲板は、角度を変えた2枚の平面板の組み合わせに変更された。
車体上部構造についても左右袖部の幅が狭くなり、それに伴って全周を取り巻いていた跳弾板が前面と後面一部だけとなり、形状も三角断面となった。操縦室前面装甲板は、A型では操縦手席部分と機関銃手兼無線手席の部分とで段が付いていたのが、B型では1枚の直線板に変更され厚みも30mmに増厚されている。なお、これに伴ってボールマウント式の車体機関銃は廃止されてしまい、代わりに無線手用にガンポートと視察口が設けられた。この視察口には、スリット付きの装甲クラッペが取り付けられている。また操縦手用視察口の装甲カバーも、A型の三角断面の上に跳ね上げる装甲カバーから、分割されたカバーが上下に動いて視察口を塞ぐ形式に変更されている。操縦室上面に設けられた操縦手および無線手用のハッチは、A型では前後に開く2分割のものであったが、B型からは前開きの1枚のものに変更されている。
また、A型にあった車体左側面の機関銃用ピントルマウントは廃止されている。砲塔は若干前後長が変わり、前面左右下端の切り欠きの形が変更された。 |
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