ミラージュホビー 1/72 MR728006
ソ連軍・M3リー中戦車クルスク1943
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M3中戦車は、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で開発・製造された戦車。大型砲塔が開発されるまでの繋ぎとして、M3中戦車は、車体右側スポンソン部のケースメート(砲郭)式砲座に31口径 M2 75mm砲を備え、車体前部左側には前方固定式のM1919 7.62mm機関銃2挺が連装式に備え付けられた。そして37mm砲に同軸のM1919 7.62mm機関銃を搭載した全周旋回砲塔と、砲塔上に7.62mm機関銃塔が備えられた車長用銃塔を備えた、変則的な形の戦車として完成した。
M3中戦車はレンドリース法による援助の一環としてソビエト連邦にも送られた。赤軍においては1942年から部隊が編成され、同年5月の第二次ハリコフ攻防戦に始めて実戦投入された。M3中戦車はクルスクの戦いにも装備部隊が投入されており、この際に撮影された写真が著名である。1943年半ば以降には国産のT-34戦車の生産と配備が軌道に乗り始めて十分な数が前線に供給されるようになったことと、アメリカよりの供与品としてもより完成度の高い戦車であるM4"シャーマン"中戦車の引き渡しが開始されたため、以後は北方国境・極東方面など主力戦線以外の配置部隊や訓練部隊に廻された。