ミラージュ 1/350 MR93502
独・U-511潜水艦タイプIXC+WGr.42ネーベルベルファー
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 U511はドイツ海軍の潜水艦。 IXC 型。後に、日本に譲渡され呂号第五百潜水艦となった。
ハンブルクのドイチェ・ヴェルフトで12月8日に就役した。初代艦長はフリードリッヒ・シュタインホフ大尉。
「U511」は第4潜水隊群に属し、1942年5月末まで訓練に従事。その後「U511」では、フリードリッヒ・シュタインホフとその兄でペーネミュンデ陸軍兵器実験場のエルンスト・シュタインホフが主導する潜水艦からの対地ロケット弾発射実験が行われた。実験に使用されたのは1942年式30cmロケット弾と発射器30cm NbW 42であった。陸上、海底からの発射実験に続いて6月4日に「U511」からの発射実験が行われ、浮上時および深度12mでの発射実験はともに成功した。しかし、結局これは実用化には至らなかった。
その後、最前戦の任務につくために第10潜水隊群に配属された。U-511時代に4回の哨戒を行って通商破壊戦に従事した。U-511時代の艦長は2名おり、前述のシュタインホフ大尉と、フリッツ・シュネーヴィント大尉である。4回の哨戒で撃沈総数は5隻、計41,373トンにのぼる。また、商船1隻、8,773トンに損傷を与えた。
1943年9月16日に日本海軍の艦籍に入り、「呂号第五百潜水艦」と命名された。本籍を呉鎮守府とし呉鎮守府警備潜水艦に定められた。10月14日、アメリカ海軍が接収。11月30日除籍。1946年4月30日、「伊121」、「呂68」とともに冠島沖に沈められた。