コンブリック 1/700 CS70497
伊・弩級戦艦コンテ・ディ・カブール・Eパーツ付・1940
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1914年イタリア・アンサルド社で竣工。1937年近代化改修。コンテ・ディ・カブール級1番艦。
全長186m、排水量29,100トン、ギヤードタービン2基、最大速力28ノット
32cm3連装2基・32cm2連装2基・12cm2連装6基・10cm2連装高角砲4基

第一次大戦では船団護衛やオラント海峡封鎖作戦に従事。
フランス・ダンケルク級の就役に伴い対抗上1933年から37年にかけて近代化改修を実施
主砲は従来の30.5cm砲の内部を削ることで32cmに拡大、射界の限られた第3砲塔を撤去
副砲は従来のケースメイト形式をやめ新型砲を連装にした砲塔形式に変更、10cm高角砲も搭載
装甲も水平・垂直共に増厚、水雷防御はプリエーゼ式水雷防御に変更、第3砲塔撤去後スペース
を含め機関部は全て新型の重油専焼水管缶・ギヤードタービンに変更し28ノットを達成した。
船首部は延長されクリッパーバウとされ艦橋は円筒を重ねた形状に変更されるなど大きく変更された。

第二次大戦勃発時はイタリア軍で使える戦艦は本級2隻のみだった。
1940年11月11日英軍のタラント空襲でコンテ・ディ・カブールに魚雷1発が命中し大破着低。
プリエーゼ式水雷防御の無い艦底部に命中したためとプリエーゼ式の構成材の円筒材が
衝撃で外れ船体を突き破ったためとも言われている。カブールはそのため浮揚に時間がかかり
1941年に浮揚後、更なる改装を受ける事になっていたが1943年にイタリアが降伏、
ドイツ軍がカブールを接収したが、連合軍の爆撃で大破沈没、そのまま1948年に解体された。