ドーラ・ウィングス 1/72 DW73040
米・バルティP66バンガード単座戦闘機機
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  ■Vultee P-66 Vanguardは、第二次世界大戦初期にアメリカのバルティ社が開発した単座戦闘機で、主に中華民国空軍で実戦投入された機体です。設計は革新的でしたが、運用面では課題も多く、短命に終わった機体です。
- 設計・製造:バルティ社(Vultee Aircraft)
- 初飛行:1939年9月8日(試作機)
- 生産数:146機(試作機含む)
- 運用開始:1941年
- 退役:1943年(米軍)
- エンジン:P&W R-1830-33 空冷星型エンジン(1,200hp)
- 武装:.30口径機銃×4、.50口径機銃×2
- 最大速度:約340mph(高度15,000フィート)
- 航続距離:約850マイル
- 設計の特徴:
- 液冷機のような絞り込まれた機首形状
- 空気抵抗を減らすための引き込み式空気取り入れ口
- 後に通常の機首形状に戻される
- スウェーデン向け輸出機として設計:社内名称「V-48C」、スウェーデン空軍では「J10」として採用予定だったが、米国の武器輸出規制により納入されず。
- 米陸軍航空軍(USAAF)では訓練機として使用:一部は地上事故(グラウンドループ)で損失。
- イギリス空軍経由で中華民国空軍に供与:約104機が中国に送られ、日中戦争・太平洋戦線で実戦投入された。


キットはエッチングパーツ・マスクシールが付属しています。
デカールは米陸軍2種と中華民国軍2種です。