Aモデル 1/144 AM1419
デ・ハビランド XC-8A バッファローエアクッション試験機
価格はリストに掲載されています。ご覧下さい。

デハビランド・カナダのDHC-5バッファローは、DHC-4カリブーを元として
開発された機体です。DHC-5は世界各国で使用されました。
その派生系、XC-8Aの飛行テストは、1970年代初期ライトパターソン
空軍基地において行われました。同機の特徴は何といっても胴体下に
巨大なエアクッションを備えていることです。合計で40ヶ月にわたる試験
を終えたのは1977年のことでした。このエアクッションの企画、製造、
取り付けはベル・アエロスペース社が担当しました。

キットはヒンジ部分にエッチングパーツが使われており、
機体下のエアクッションも新たにパーツ化されています。
Aモデルからはこのバッファローシリーズが発売されていますので、
コレクションするのもプラスチックモデルの楽しみです。



機体全長は16センチほどです。ランナー数は8枚です。



主翼全幅は20センチ。表面の凹のラインモールドは、原型品を思わせます。
後部フラップ縁はペーパーがけをして薄くすれば良いかと思います。



機体内部は床板、天井、シート、脚柱(自作)のパーツから構成されています。
床面のモールドも主翼同様、非常に人間的です。



主翼下のプロペラエンジンの隣に位置する補助エンジンのパーツです。
タービンブレードもモールドされています。やはり手作り感覚です。



左右翼端のフロートパーツです。支柱は細くシャープさに欠けますが
加工するときには破損しないように注意が必要です。



シートパーツにはしわがモールドされています。床板と窓枠、
シートの高さを考えると、床下は厚みが無くすぐに機外だったようです。
また、主脚の長さに対する胴体下のエアクッションの厚みが気になります。
平面に置いたときに干渉しないのか? 実際に製作してみないとわかりません。
「試験機」ということで実際に運用されなかったのは良かった…かな?



塗装はダークグリーン、スレートグレー、シーグレーの3色。
ハンブロールカラーでの塗装説明です。