IDAPテクノロジー 1/72 PD72115
独・LK-2軽戦闘装甲車(戦車)WW-I
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 Leichter Kampfwagen IIまたはLK IIは、第一次世界大戦中にドイツで開発された軽戦車である。LK IIの設計は、LK Iに続いて、ヨーゼフ・フォルマーによって行われた。LK Iと同様に、前方にエンジン室、後方に操縦室兼戦闘室を設けたレイアウトを持つ。エンジン室と操縦室/戦闘室の間は、木製の防火壁によって仕切られていた。本車は鋲接で組み立てられていた。57 mm砲の方は、車体後部と一体となった固定砲塔に、「マキシム・ノルデンフェルト 57 mm砲」を限定旋回式に搭載していた。この砲はA7Vの搭載砲でもあった。57 mm砲は、回転砲塔に収めるには大きすぎたので、LK IIの後部に固定砲塔を設けることになった。固定砲塔の天板にはハッチが、側面には乗降用扉が、あり、視察と換気に役立った。操縦手は主砲の下に位置した。射撃試験中に、57 mm砲の反動を抑えるのに、LK IIでは、車体が耐えられない、車体が小さすぎて軽すぎる、サスペンションが弱すぎる、ことがわかった。また、車体後部の余分な重量により、テールヘビーとなったので、操縦が困難なこともわかった。結局、57 mm砲を搭載した砲戦車は、試作のみに終わった。