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ルーマニア・ I.A.R. 81C戦闘機・1944年防空戦
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 IAR-81は、ルーマニアのロームーナ(IAR)社ブラショフ工場が開発し、ルーマニア空軍で運用された急降下爆撃機。後期の派生型は急降下爆撃用の装置を廃し、対爆撃機用迎撃戦闘機として改設計された。ルーマニア航空隊のみで運用された。1943年には、IAR-80・81シリーズの最終型となったIAR-81Cが初飛行を果たした。IAR-80・81シリーズにおいて戦闘機型の完成型となったIAR-81Cは、IAR-80Cとともに20 mm機関砲を搭載する対爆撃機用迎撃戦闘機として設計されていた。余計な爆撃装置の除去により、IAR-81Cの最大速度は最大514 km/hに達するようになった。この機体はIAR-80Cとほぼ同じであったが、IAR-80CのイカリアMG-FF/M機関砲に代わり、より強力なドイツのマウザー製機関砲MG 151/20が装備された点で異なっていた。1943年の夏までには、東部戦線のすべての部隊からIAR-80とIAR-81は撤退、ルーマニア国内の防空任務に着いた。