IBG 1/72 PB72533
独・フォッケウルフFw190D-11戦闘機・ゾーラ工場製
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Fw190Aは優れた戦闘機であった。だがその心臓部である空冷星形エンジンBMW801は、高度6,000-7,000mを超えると出力が急激に低下する。そのため幾つかの改良案が提示された。
D型は液冷12気筒エンジンJumo213A-1を装備。それに伴い機首および胴体後部を延長し、垂直尾翼も増積。また機首右側面には過給器空気取り入れ口が突出している。液冷エンジンに不可欠なラジエーターはエンジンの前面に環状に配置され空気抵抗の増加を避け、さらに改造箇所を極力機首のみに限定するという効果をもたらした。
Fw190D-11はエンジンを改良型のJumo213EまたはJumo213Fとし、プロペラについても新型のVS10を装備した。キャノピーはガーラント・ハウベを標準装備。武装は機首武装を廃止し、内翼にMG151/20 20mm機関砲×2、外翼にMK108 30mm機関砲×2を装備した。これはD-9とほぼ同時期に開発が行われており、1944年8月31日に初飛行を行ったもののJumo213Fの開発の遅れなどにより少数機の生産にとどまった。 |
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