IBG 1/72 PB72125
伊・M13/40カルロアルマート戦車IIIシリーズ(最終生産型)
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1940年にイタリアは、装甲車両の近代化計画を推進した。M13は、その計画の中核戦車で、M11/39を改設計したものである。M11/39は、砲塔に機関銃、車体前面に主砲を搭載する自走砲的なスタイルであったために射界の狭さなどが欠点であったが、主砲の回転砲塔(イタリア戦車初の動力旋回砲塔)への搭載によってそれを改善した。また、主砲はより性能が向上した47mm砲とし、装甲厚も最大40mmへと増加した。連装機銃は車体へ移され、乗員の数も1名増えて4名となった。エンジン出力は105hpから125hpに増加したが、これでも重量の増加に対し不足気味であった。こうして、速力を除けば完全にM11/39を凌駕した性能を持ったM13は、1940年にM13/40として制式化された。性能に関しては1941年ごろまでは第一線で運用できるレベルだったが、そのあとは徐々に優位性が奪われていく事になる。M13/40単体では800両程度が生産されたが、車台は自走砲にも使用されたものを含めると2,000両近くが生産されている。
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