IBG 1/72 PB72122
英伊・M11/39中戦車
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 M11/39は、第二次世界大戦期のイタリア初の中戦車である。1939年に就役予定であったことから、M11/39として制式化され、1939年〜1940年にかけて、100輌が生産された。主砲であるヴィッカース=テルニ M30 40口径 37 mm砲は、砲塔に載せずに、車体前部右側に搭載され、旋回銃塔にはブレダ M38 8 mm連装機銃が装備されていた。この搭載方法は自走砲と同様のものであり、敵が射界から外れると車体ごと向きを変えて、それから照準をし直さなければならず、接近戦では非常に不利であった。しかし、それまでのガソリンエンジンから、被弾時の発火に強く、燃費も良い、ディーゼルエンジンが採用されるなど、進んだ面もあった。
1940年にはリビアでの戦闘を始めに実戦投入されたが、貧弱な装甲のため、多くの車両は戦闘で失われ、1941年初頭にはほぼ全車が退役した。