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英・FV4101 チャリオティアMk.VIIA駆逐戦車
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 FV4101 チャリオティアはイギリスが開発した戦車駆逐車である。1950年代初期、イギリス陸軍は王立装甲軍団の部隊に追加火力を付与するべく、既存の戦車の車体にオードナンス QF 20ポンド砲を装備した新設計の軽量砲塔を搭載する計画を構想した。この構想に基づき、車体機関銃を撤去したクロムウェルの車体に20ポンド砲を装備した新型砲塔を搭載した暫定的新型車両が開発され、1952年に完成しFV4101の型式番号を与えられた。総数442両がクロムウェルより改装され、そのうち189両が国外に売却された。センチュリオンの生産と配備が軌道に乗ったこともあって、当初の予定とは異なり1953年よりイギリスの予備役部隊であるイギリス国防義勇軍部隊だけに配備されて使用された。国防義勇軍での使用期間も短く、1956年より配備部隊からの引き揚げが行われ、順次外国に売却されてオーストリア、フィンランド、ヨルダンとレバノンにて装備、運用された。
チャリオティアには基体となったクロムウェル巡航戦車の型式によりMk.6/7/7w/8の4種があり、さらに20ポンド砲の排煙器の有無からModelA/Bの2種類の副型式がある。