ディンプロモデル 1/35 UD35111
伊・381ミリ列車砲381/40・レジン
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搭載された砲は建造中止となった超弩級戦艦フランチェスコ・カラッチョロ級の
主砲です。フランチェスコ・カラッチョロ級は1914年に起工されましたが第一次大戦
の勃発で予算不足となり同型艦4隻が全て建造中止となりました。主砲は新たに開発
された砲でアームストロング社で設計されイタリアのボッゾーリ社で生産された
「アームストロング1914年型381mm40口径砲」で、生産された砲はモニター艦など
に流用された他、沿岸砲台などに利用されました。また、4門が陸軍に渡り列車砲
に改造され1916年から17年にかけて配備、イゾンツォ川の戦闘で使用されました。
第一次大戦後は沿岸防衛に従事、第二次大戦でもジェノバの沿岸防衛に使用
されました。この列車砲はイタリアで最大の列車砲でした。



口径381mm40口径砲です。1/35では砲身長約45cmになります。



ドイツの代表的な列車砲K5が口径28cmなので一回り大きな砲です。



列車砲本体はリベット接合で構成されているため表面には細かなリベット
が無数にモールドされています。



列車砲の全長は70cm以上の大きさです。






金属チェーンは砲弾を吊り上げるウインチ用です。



仰角を伝えるチェーンです。



台車は前後に分かれ前車は8軸(4x2)、後車は6軸となっています。



レールや枕木も付属しています。砲撃時は150mのカーブ半径で設営され砲口射界を
取っていました。