ブロンコ 1/35 CB35099
露・ガズGAZ-69対戦車ミサイル搭載2P26ベビーキャリッジ

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戦後、ミサイル技術が大きく発展していく中、ソ連でも多くのミサイル
が開発されました。対戦車用としてのミサイルは1950年代から研究が
されてきましたがフランスのSS-10ミサイルの技術情報を入手、そして
1960年に3M6シュメルとして採用されました。3M6はそのサイズから
多くが車両搭載用として配備されました。BRDM-1に搭載された2P27
そして非装甲型としてGAZ-69に搭載されたのが2P26です。2P26では
荷台後部に移動状態では垂直に4連装ランチャーが立てられ幌で覆
われていました。発射状態では幌が下ろされ後ろ向きにランチャーが
向けられ発射されました。第一世代の対戦車ミサイルとして小型の
9M14マリュートカ(サガー)と共に広く使われました。




タイヤは乗用車型のタイヤ+ブロンコ得意の多角成型による
別パターンのタイヤが入っています。無論ホイールも専用が
入っています。



乗用車型と大きく異なる大きく傾斜した屋根部です。



フロントウインドウは乗用車型と異なりガラス部のみが上方に
跳ね上げられる構造です。



意外とシンプルな形状のミサイル基部です。



ミサイルの発射レール部は基部から垂直に立ち上がるように付きます。



ミサイル本体です。両脇の突起は操作コードの繰り出し部です。



第一世代のミサイルを強調する大きな操作翼です。



ミサイルの誘導用の砲兵鏡とブラスト防止用の大きなフードです。



左側のパーツが誘導用ジョイスティックです。
発射架操作用の配管なども細かく再現されています。



細く成型されているミサイル収納部の幌枠フレームです。
この部分の幌本体は付属していないのでこの表現がモデラー
の腕の見せ所となるのではないでしょうか?



ライトは統制型と通常型を選べます。またミサイル発射手席は移動状態
と射撃状態を選べます。ミサイル操縦用の砲兵鏡やジョイスティック
などの操縦装置は運転席後面の壁面についています。



ミサイルの発射台は運搬状態と射撃状態の選択式です。
ミサイル収納部の幌骨もそれぞれの状態を選べます。





前方からみた車両です。GAZ-69の通常タイプと同じくエンジンなども
再現されています。跳ね上げ式のフロントウインドウなども分かります。




後面から見るとミサイルの発射装置の配置が良く分かります。
写真は発射状態ですが収納状態ではミサイル発射装置は垂直
に収納され幌で覆われます。幌骨の状態も見て取れます。



ミサイル操縦手の席が後ろ向きになっているのが分かります。
これは発射状態で通常の移動状態では背もたれが後ろに移動
して射手も前向きに座れるようになっています。



ミサイル自体は発射レールからぶら下がるように装着されます。
戦術としては複数の車両から一斉に単一目標を指向するパックフロント
と同様な使い方を想定していました。



ミサイルを誘導するためのラッパ型視察口がユニークです。
内部には砲兵鏡が付けられ、それを見ながらジョイスティック
でミサイルを誘導しました。この当時の対戦車ミサイルは全て
有線で誘導されます。