
エイビス 1/72 AVP72023
米・ノースロップM2F3無翼実証機1970NASA
(AMPブランド)
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ノースロップ M2-F3 は、リフティングボディ技術の実証機です。もともとは M2-F2 という機体がありましたが、1967年に墜落事故を起こし、その後再設計されて
M2-F3 となりました2。
M2-F3 は、宇宙からの再突入時に揚力を得るための形状を持つ機体で、翼がないにもかかわらず、機体の形状だけで揚力を得ることができます。これは、スペースシャトルの設計にも応用されたコンセプトです3。
この機体は、NASA のパイロットであるビル・ダナによって1970年6月2日に初飛行を行い、その後も多くの飛行試験が行われました2。最終飛行は1972年12月20日で、最高速度はマッハ1.6、最高高度は20,790メートルに達しました。
現在、M2-F3 はスミソニアン学術協会に寄贈され、国立航空宇宙博物館に展示されています。
リフティングボディとは、主翼を持たない航空機や宇宙船の設計で、機体全体が揚力を生み出す形状になっているものです。この設計により、従来の翼のある航空機に比べて、より軽量でありながら効率的な飛行が可能となります。
リフティングボディの主な目的は、特に宇宙からの再突入時に揚力を得ることです。これにより、機体がより制御可能で、滑走路への安全な着陸が実現できます。このコンセプトは、スペースシャトルや他の宇宙探査機の設計にも応用されています。
リフティングボディ技術は、航空宇宙技術の発展において非常に重要な役割を果たし、将来の宇宙探査や航空技術の進化に大いに寄与しています。 |



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