エイビス 1/72 AVM72032
米・プルート核ラムジェット推進巡航ミサイルSLAM1957
・(MikroMirブランド)

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■開始:1957年、米空軍と米原子力委員会が共同で着手。
- 目的:核分裂反応で空気を加熱し推進力を得る「核ラムジェット」を利用した超音速・低高度巡航ミサイル(SLAM: Supersonic Low Altitude Missile)の開発。
- 速度:マッハ3(約3,700 km/h)で飛行可能。
- 高度:約150〜300mの低高度を飛行し、当時の防空システムでは迎撃困難。
- 航続距離:理論上はほぼ無制限(核燃料が尽きるまで)。
- 搭載能力:複数の核弾頭を搭載し、広範囲に攻撃可能。
- 再帰性:ICBMと違い、発射後でも「帰還」や「中止」が可能とされた。
- TORY-IIA(1961年):世界初の核ラムジェット試験機。出力46MW。
- TORY-IIC(1964年):改良型で出力461MW、推力約170kNを地上試験で確認。
- 構造:数十万本の燃料棒と数万の空気流路を備え、圧縮空気を核反応で加熱して推進力を得る。
- 愛称:「Flying Crowbar(飛ぶ鉄棒)」と呼ばれるほど頑丈な設計。
放射能汚染の恐れ、ICBM大陸弾道弾ミサイルの発達により1964年に計画は中止。