エイビス 1/144 AVM14038
露・ミャスィーシチェフM50バウンダー超音速戦略爆撃機
(ミクロミル・ブランド)

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Myasishchev M-50(ミャスィーシチェフ M-50)は、冷戦期のソ連が開発した**超音速戦略爆撃機の試作機**で、航空史の中でも非常にユニークな存在です。

特徴と設計思想
- **肩翼配置のデルタ翼**:空力的に高速飛行に適した設計
- **エンジン配置**:主翼の翼端と翼下に分散配置された4基のジェットエンジン
- **M-52型**:改良型として開発されたが、飛行試験には至らず
- **核搭載巡航ミサイルM-61との連携**も構想されていた

開発の背景と終焉
- **冷戦期の米ソ競争**:アメリカのB-58 Hustlerに対抗するため開発
- **ICBMの台頭**:弾道ミサイルの進化により、戦略爆撃機の優位性が低下
- **宇宙開発優先**:ソ連は有人宇宙飛行などに資源を集中し、M-50計画は1960年に中止
- **設計局の閉鎖**:ミャスィーシチェフ設計局も一時閉鎖される

現在はモスクワ郊外のモニノ空軍博物館**に展示されています。