AJMモデルス 1/72 AJG72002
日・四一式山砲(連隊砲)
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  四一式山砲は、1910年前後に開発・採用された大日本帝国陸軍の山砲。1930年代中期からは歩兵砲として、小改修を施した本砲が歩兵連隊に配備されたため、連隊砲とも称された。
1908年に大阪砲兵工廠で試製砲が完成、1911年に四一式山砲として制式制定された。四一式山砲は駐退復座機を備えていたため射撃速度は10発/分程度まで上げることに成功した。また、当初の分離薬筒方式を完全弾薬筒方式に改めてからは、最大20発/分が可能となった。重量540kg、馬6頭で分解運搬ないし、馬2頭で牽引運搬可能。山砲として開発されたため人力による分解運搬も可能であり、山岳戦や森林・密林地帯で威力が発揮された。また、構造が比較的簡単であるため組み立てや操作が容易であった。満州事変において歩兵連隊に配備し実戦投入された際の戦訓などから、歩兵が運用する歩兵砲として射撃効力に優れた本砲を四一式山砲として転用することになり、1936年にはほぼ全ての歩兵連隊に配備された。この用途に使用するため1935年から生産が再開され、日中戦争・ノモンハン事件・太平洋戦争を経て終戦に至るまで主力連隊砲として運用された。