AJMモデルス 1/700 AJ70044
英・敷設巡洋艦 HMSアドヴェンチャー 戦前
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  全長158.49m・基準排水量6740トン・ギヤードタービン2軸・最大速力28ノット・巡航用ディーゼル4基
12cm単装砲4基・2ポンド単装ポンポン砲4基・大型機雷280個もしくは小型機雷340個

本艦はイギリス海軍1922年度計画において攻勢的に機雷を敵地に投下するために駆逐艦よりも大型の船体に軽巡洋艦並みの航続性能を持ち多数の機雷を搭載できる敷設艦として設計された。このために本艦は軽巡洋艦並の約6.700トン台の船体に高航続性能を持たせるために機関は40,000馬力の蒸気機関とは別に、巡航用に7,000馬力のディーゼル機関を搭載して電気推進で航行できた。しかし、最大出力が低かったために速力は28ノット台で高速とは言えず、主砲も駆逐艦並の12cm速射砲4門で防御装甲も低い本艦は戦力的価値が疑問視され「本来の任務に使うにはアドベンチャー(冒険)過ぎる」と酷評された。

アドヴェンチャーは竣工当時は艦尾がトランサムスターン(平らな艦尾)によって、速力や建造コストに優位性があることを見出したが、敷設艦としては投下した機雷が船尾渦により船体に当たる可能性があり1941年に通常の丸型船尾に変更された。また、ディーゼル機関も撤去され第二煙突後方のディーゼル機関用通風塔も撤去された。機雷レールも2本から4本に増設されている。