AJMモデルス 1/700 PJ70038
英・航空母艦・HMSアーガス・4タイプ16機付属・WW1
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全長172.5m・常備排水量14,450t・蒸気タービン2基・最大速力20ノット・10.2cm単装砲6基・7.62cm単装砲3基・搭載機数20機
アーガスは、イタリア王国が発注した貨客船を改造したイギリス海軍の航空母艦。同型艦はない。艦名はギリシャ神話のアルゴスに由来する。イギリス海軍が建造した巡洋戦艦改造空母「フューリアス」や、巡洋艦改造空母「ヴィンディクティブ」での使用実績を踏まえて設計された。飛行甲板上に構造物を設けない、全通甲板/平甲板を採用した最初の飛行機母艦であり、事実上世界最初の実用的な航空母艦である。
就役直後の1918年9月22日、ロサイスに到着した。グランドフリートに編入される。大艦隊司令長官ビューティーなどはソッピース・クックー複葉雷撃機により、現存艦隊主義を奉じて艦隊決戦を避けるドイツ帝国海軍の大洋艦隊を攻撃しようと企図した。第185飛行隊がアーガスに配備されて訓練をおこなったが、実戦に参加する前に第一次世界大戦が終わった。 戦争終結により大艦隊が解散すると、大西洋艦隊に配備された。1939年9月、第二次世界大戦が勃発する。1940年4月には撤去されていた主砲や機銃が再度取付けられ、6月の中旬に巡洋戦艦フッドと駆逐艦6隻と共にUS3船団を護衛した。その後もハリー作戦、ホワイト作戦、パーペテュアル作戦などで、しばしばH部隊と行動を共にしてマルタ攻囲戦にともなうマルタ島への航空機輸送任務やマルタ補給作戦に従事した。空母アーク・ロイヤルがU-81に撃沈されると、地中海戦域で唯一運用可能な空母として、H部隊の支援のためにジブラルタルに留まり、地中海で行動した。翌年に行われたハープーン作戦ではイーグルと共に輸送船団の間接護衛部隊に加わり、対潜哨戒を行った。トーチ作戦では英米の上陸部隊に対して、航空支援を行っていた中の11月10日に空爆を受けて小破し4人の戦死者を出した。11月14日には護衛空母アヴェンジャーと共に地中海からイギリスへ戻る船団を護衛するためジブラルタルを出航するが、翌日にアヴェンジャーはU-155に撃沈された。1943年の5月にトーチ作戦で負った損傷の修理を終えると護衛空母への転用が検討されたが取り消され練習空母に戻された。44年の9月27日までパイロットの着艦訓練を務めた後、同年の12月にチャタムに係留され宿泊艦となった。46年に除籍され解体。
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