AJMモデルス 1/700 PJ70033
英・MACシップ・エンパイア・マックアルペイン商船空母
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全長132m・満載排水量7,950t・ディーゼル機関1基・最大速力12.5ノット・4インチ両用砲1基・ボフォース40mm対空砲2基・エリコン20mm対空砲4基・フェアリー・ソードフィッシュ4機

MACシップまたは商船空母とは、第二次世界大戦前半にイギリス海軍が運用した商船に飛行甲板を設置した簡易航空母艦の事である。護衛空母の大量就役まで、船団護衛の役目を担い、ドイツ軍の通商破壊に対抗した。
商船の船体上部に全通飛行甲板を設置して航空艤装はなされてはいるものの、商船として運用され、貨物や油の運搬能力も残されている。運航は民間籍のまま民間の船員によって行われ、航空関係者だけが軍人であった。最初に完成したMACシップは、1943年7月竣工のエンパイア・マックアルペインである。これは、建造途中の穀物運搬船をMACシップとして設計変更したものである。MACシップは船団護衛の対潜哨戒において、十分な役割を果たしたものの、護衛空母が大量に就役するにいたって、その役目を終え、戦争後半に通常の商船に戻されている。原型となった船によって若干異なるが、船体に支柱が立てられて130mから140m程度の飛行甲板が張られ、右舷に小さな船橋構造物が置かれている。飛行甲板には4条の着艦制動索が設けられた。どのクラスでも搭載機数はソードフィッシュがわずか4機であり、穀物運搬船を原型としたエンパイア・マックアルペイン級だけは、飛行甲板下の格納庫とエレベーター1基が設置されている。