AJMモデルス 1/700 PJ70029
英・水上機母艦・HMSカンパニア・WW1
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全長190m・満載排水量12,884t・3段膨張式蒸気機関2基・最大速力19.5ノット・4.7インチQF砲6門・3インチ対空砲1門・搭載機数10機・乗員600名

カンパニアは1893年にグラスゴーのフェアフィールド社で建造されたキュナード・ラインの定期客船で、リヴァプール - ニューヨーク間に就航していた。1914年11月27日にイギリス海軍によって購入しカンパニアを水上機母艦に改修し就役させた。前方の煙突は1916年に撤去され、2本の小型煙突に交換された。160フィートの木製飛行甲板が艦の前部に取り付けられ、ソッピース パップ戦闘機の発艦が容易になった。以前は前方の煙突があるため甲板は短く、航空機の発艦に問題が生じていた。当時の他の軍艦同様に、カンパニアには幻惑迷彩が施された。戦争の大半をカンパニアはスカパ・フローを拠点として活動した。しかし1918年の秋にはフォース湾に移動する。カンパニアは機関故障のため、ユトランド沖海戦には出撃したものの間に合わなかった。1918年11月5日の朝、フォース湾に停泊していたカンパニアは、突風により錨を引きずって移動し、そばにいた戦艦ロイヤル・オークの艦首に衝突。衝突でカンパニアの船体は損傷し、機関室が浸水、すべての電力が失われた。艦はその後後部から沈み始め、およそ5時間後に沈没した。艦の乗員は付近の艦艇によって全員救助された。
カンパニアの船体の残骸は、1973年の船舶残骸保護法により2001年に歴史的な重要史跡と指定された。現在は許可なしに潜水することはできない。